アオキ 赤い実

札幌の街中で見るアオキには2タイプあり、一つは冬場の寒風で葉が茶褐色に変色したものが多い株と、もう一つは、寒風被害のない、春先でも青々とした葉をつけている株です。 後者は植えられている場所が大抵北側に建物が建っていたり、イチイなどの比較的大きめの樹木の傍または下に植えられていて、これが冬場の寒風を防いでいるようです。
アオキは日本原産で自生地は東北南部までとなっています。 北海道南部に自生するアオキの変種ヒメアオキがありますが、この種は札幌でも雪の中で越冬し、赤い実をつけます。 アオキは広葉常緑樹と言うことで寒さに弱いというイメージはありますが思いのほか寒さには強いようです。

⇒ ヒメアオキ

しかし、ヒメアオキは赤い実をつけてもアオキには赤い果実をつけた株をあまり見かけません。

2018.10.13
 
2017.8.11                                                         2017.8.11
見かけたのは、中央区南1条西1丁目にある日本キリスト教団北光協会ビルの外構植栽に植えられているものでした。 ここのアオキは果実数は少ないですが赤い実が生っていました。
 
2017.5.23               2018.1013
上2枚の写真は我家の近所で見かけたアオキの花と果実です。
写真のように果実は赤くはなるが大きくならない、または、赤くもならず青いままの小さな実で終わってしまうのです。
最初、この不完全な果実を見て、札幌は本州に比べて寒いので大きくなれないのかな?と思ったのですが、調べてみると、アオキは雌雄異株なので単体(雌雄のどちらか)で植えた場合、受精できないので実が大きくならないようです。
それでも、札幌では赤い実をつけたアオキはあまり見かけません。

 

 

 

フジバカマ  秋の七草 

秋の七草は、ハギ(萩)、キキョウ(桔梗)、クズ(葛)、フジバカマ(藤袴)、オミナエシ(女郎花)、オバナ(尾花)<ススキ>、ナデシコ(撫子)<カワラナデシ>の七つです。 キキョウ、クズ、ナデシコは夏の花、オミナエシは夏から秋、ススキとハギは秋の花というイメージがあるのですが、フジバカマ?と言われると、今までにこの花を見たことがなかったのです。
2018.10.13
百合が原公園の正面入口から入って、駅舎に向かって歩いていくとパーゴラ風の休憩施設コーナー左側に、幅7~8m、長さ50mほどの宿根草花壇が続いています。 その中に、フジバカマが植えられています。
フジバカマは草本が何本も立ち上がる株状を呈し、草丈の高いものは1m20~30cmになります。 その先にピンクの小さな花を房状に多数つけます。

この株を最初に見つけたのは7月で、そのときは赤味を帯びた艶のある葉で、株はまだ小さいものでした。 8月末に再度見ると葉先(株のてっぺん)に小さな花芽が出来ていました。 この宿根草園で作業をしてい方に、
「この花はいつ頃咲きますか? 9月中頃に花は咲きますか?」と尋ねると、
「ふ~ん、その頃に咲いていたな?、もっと遅い時期のような気がしたけどね」と教えてくれました。 それで10月上旬に行ってみると、ほんの一部花が咲いているだけでほとんどが蕾のままでした。
2018.10.13
10月中旬に再度行ってみると、背丈の高い株は開花しているのですが、低いものは蕾のままででした。 この咲き方を見ると、10月中旬以降シベリアからの寒気が入が入りやすい札幌ではフジバカマの花は咲ききれない、満開になることができない花のようです。

フジバカマやヨツバヒヨドリなどヒヨドリバナ属(Eupatorium属:キク科)の花は左図のようになっていて、上の写真の白いひげのようなものは雌しべです。 それが2本1対で一つの花です。 それを管状花と言い、それが数個集まったものを頭花というようです。 上の写真で小さな蕾のように見える1個が頭花で、それが集まって塊になって散房状の大きな蕾に見えるのです。(左図:「北海道の野の花」から転写)


豊平公園、緑のセンター北東側の花壇で見つけました。 花の形態はフジバカマ(Eupatorium属)と同じなのですが、草丈が2m前後あり、
2018.9.2
花色も紫がかった薄桃色です。 種類は分かりません。

<余談>
フジバカマは元々北海道に自生していないので道民にとっては野生で出会うことのない植物ですが、園芸植物大辞典には以下のような記述があります。

秋の七草に選ばれているように、昔は各地の原野に野生があったものと思われるが、田畑の開発や堤防の改修などのため、その自生地がなくなってほとんど日本では絶滅に瀕し、植物園などに栽培してあるものしか今日では見られなくなった。

環境省の準絶滅危惧種に指定されています。

 

 

プルーン 収穫

昨年はシンクイムシが発生して、ほとんんどの果実が落下していしまいました。
それで、今年は果実に袋をかけました、
2018.8.14
最寄りの農協に行って、プルーン用の袋を買ってきました。 リンゴやナシ用の袋は新聞紙で108円/100枚なのですが、プルーンはオレンジ色の袋で268円/100枚でした。 プルーンも新聞紙の袋でいいのにと思ったのですが、それでは儲けがほとんどないのでしょうか?
袋掛けは、殺虫剤の散布2日後の6月30日にしました。

袋掛けができなかった果実が50個程残りましたが、全部で300個弱袋掛けをしました。 1日2時間?程の作業で2日かかりました。
2018.8.14
赤い防虫用の袋は四角形で1辺が開いていて残り3辺が糊付されています。 その1辺角に2cm程の細い針金が入っていて、プルーンの果実を袋に入れた後に花梗から虫が入ってこないようにそこを閉じて針金を折り曲げて果実を包み込みます。

写真左の果実から垂れている透明な液体は、シンクイムシが花のがく辺りまたは果実に産卵し、その卵から孵った幼虫が果実に侵入するときにできた傷、その傷口から出た果汁のようです。
8月下旬になると、袋掛けをしていない果実が昨年と同様にぽろぽろと落ちました。 また、袋掛けをした果実も数個落ちたのですが、これは、樹上で無理な体制で袋掛けをしたために、花梗が痛んでしまったもので袋の中の果実は小さく萎んでいました。 さらに、9月5日の台風21号の強風で20~30個落ちてしましました。

除袋はシンクイムシの産卵の心配がなくなる時期、9月中旬?、それ以降にする必要があるので、余裕を見て9月下旬、23日にしました。

2018.10.8
例年は9月下旬から収穫して、10月上旬には大方樹上の実がなくなるのですが、今年は、9月下旬になっても果実が少し硬く甘みが弱い、熟すのが遅れているので、収穫時期が10月5日頃が最盛期になりました。 この遅れは、袋掛けと徐袋の時期によるものなのでしょう。
しかし、最盛期に収穫したものは例年通り美味しくなっていました。

<余談>
我家のプルーンはもう30年近く前植えたもので、品種名を忘れてしまっているのですが、自分の記憶では「サンプルーン」ではないか?と思っているのです。
我家のプルーンの品種特性は
・収穫時期:9月下旬~10月上旬
・重さ:25~30g/個
・自家受粉

この条件で調べてみると、当てはまるのはサンプルーンのみのようです。

⇒ 北海道果樹協会

⇒ プルーン品種一覧

 

 

紅葉が始まっています

先月9月5日に台風21号が渡島半島に近接しながら北上していきました。 札幌市内はその影響で公園樹と街路樹などに幹枝折れや根返りなど多くの樹木に被害が出ました。 強風に煽られて葉は傷つき、特にキタコブシやドノノキなど比較的大きめの葉は擦り切れて形のないものや葉縁が褐色に変色しているものが多くみられました。 おそらくこれが原因なのでしょうが、今年の紅葉はいまいち、あまり期待できないものになっているようです。

2018.10.8 真駒内公園
写真左側の黄色の樹木はカツラ。 右側の黄葉樹はオオバボダイジュ。 かすんだ褐色の樹木はサクラ。


2018.10/8 真駒内公園
園路右側の赤っぽい樹木はナナカマド。 ナナカマドは本来もっときれいな赤に染まるのですが・・・・・・。
2018.10.8  真駒内公園
園路両サイドに植わっているのはカツラ。 傍を通ると、甘い香りが漂ってきます。
カツラの甘い香りは春夏秋いつでも匂ってくるのですが、それでもやはり、秋、この
紅葉時期が一番強いです。

2018.10.8 豊平川河川敷
ヌルデの朱赤はナナカマドに負けないくらいきれいです。
空き地や河川敷などで、人があまり寄り付かない草地に、写真のようにこのヌルデが集団で生えているのを見かけます。 ヌルデの果実は小鳥の絶好の餌なので、この辺りは小鳥の休憩場所?か、一時的に集まる場所だったのでしょうかね?

 

 

キクイモ

2017.9.25
我家の近所で見つけました。 花が咲くものは 草丈は3m前後になります。
この時期にこの草丈でキク科で黄色の花を咲かせる植物? と調べてみると
キクイモのようです。
別の日に、このご近所さんの前を通ると、60歳前後の主婦の方が庭先を掃除をしているので、
「これはキクイモですか?」と尋ねると、
「豊平川で採ってきました。 花がきれいだったので、名前はわかりません。」
と教えてくれました。
2018.9.25
キクイモはヒマワリと同じ仲間でヒマワリ属(Helianthus属:ヘリアンサス属)です。 ヒマワリは1年草ですが、宿根性のものをヘリアンサスと呼ぶことが多いそうです。
花の大きさは10cm弱くらいでしょうか。 2018.10.4
葉の特徴は、親指と人差し指で葉の両面を触るとざらつくことです。 特に、葉の表側は指先の腹が毛で引っかかる感じがします。 近接して見ると、太めの短い白い棘のような毛が生えています。 もう一つ、葉柄に翼がついています。
そして、面白いのは葉のつき方です。 対生であったり、互生であったり、3輪生であったりとばらばらなのです。 それぞれ株によって3輪生のあるものや、対生や互生であったりと規則性が全くないのです。 2018.9.25
以前から気になっていたことがあって、それは、この時期に豊平川のサイクリングロードを走るとその脇に、草丈が1.0~1.5mに成長しているのにいつまでたっても花を咲かせないで、その後霜に当たってそのまま枯れる草本があったのです。
「そんな植物があるのか?」と不思議に思っていたのですが、上述のご近所さんのキクイモを見つけて、形状やざらつきなど葉の特徴が豊平川に生えているいる花の咲かない植物と同じなので、それがキクイモであることが判ったのです。
さらに付け加えると、「新北海道の花」に以下のような記述があります。
イヌキクイモ:葉は細目で、灰色を帯びる、舌状花(黄色の花弁)の先は裂けず、塊茎は小さい、花期は早いとされるが、判別し難い個体や花をつけない一群もあり、ほとんどキクイモの範疇かもしれない
とあり、サイクリングロードの花の咲かないキクイモや上掲の写真も含めて、これらはイヌキクイモの可能性もあります。

<余談>
キクイモは「天然のインスリン」と呼ばれていて、糖尿病に効果があるようです。 以下はウィキペディア:キクイモからの抜粋です。

主成分は多糖類イヌリンを含む食物繊維であり、生の菊芋には13-20%のイヌリンが含まれる。通常の芋類と異なり、デンプンはほとんど含まれない。

イヌリンはデンプンと同じ糖類なのですが、その構造が違うため体内に吸収されない?されにくいようです。
「キクイモ」、「糖尿病」で検索すると、それに関する書物や農産品が数多く出ています。
⇒ キクイモはなぜ天然のインスリンと呼ばれるのか?(菊芋普及会)

 

 

 

百合が原公園

秋の七草の一つ、フジバカマの花を撮るために百合が原公園へ行ってきました。 しかし、フジバカマはまだ一部咲きで、写真に収めるには少し早いようで、満開になるのは10月中旬以降のようです。 しかし、園内には今年最後の輝きを放っている花がいくつかありました。
  2018.10.4
左側の写真中央に黄色の線が走っています。 キバナコスモスです。 長さは100mくらいあるのでしょうか。
キバナコスモスの背後の建物はリリートレインの駅舎。 その背後に並ぶ樹木、ハルニレなどは黄葉が始まりかけています。
2018.10.4
園路両側に薄ピンクの花が咲いています。 コルチカム。 今、街中の公園、街路樹桝、個人の庭でよく見かけます。
⇒ コルチカム
2018.10.4
園内中央にある芝生広場西側にダリア園が設けられています。 品種ごとに列状に植えられていて、品種数は100を超えるのではないでしょうか。 夏の終わりから咲き始め霜が降りるまで咲き続けます。 特に秋口に輝きを放ち、この時期にこれに優る美しさを持つ花はないのではないでしょうか?

2018.10.4
ダリアの花色は白、ピンク、赤、黄、紫と多様で幅が広く、無い色はブルー系だけです。 花の咲き方も、一重咲き、八重咲き、菊咲き、ポンポン咲きなど多種多様です。 草丈も30cm前後~1.0mを超えるものまで幅があります。
しかし、これほど魅力的なダリアも、個人の庭では、この時期によく見かけるシュウメイギクなどと比べるとあまり見かけません。

ダリアのいもはダイコンやサツマイモと同じで根が肥大したもので塊根と呼ばれます。 札幌では植えっぱなしにすると死んでしまいます。 越冬しないのです。 ので、それを掘り上げて枯死しないように一冬保存しなければなりません。 寒さで死んでしまわない程度の暖かさと冬期間に芽が動き始めない適当な寒さ、そんな条件の場所をつくるのはなかなか難しことです。
園芸書には、「ダリアのいもを新聞紙に包んで段ボール箱に入れて、暖房のない部屋に保管する」などと書かれていますが、現在は建物全体を温める住宅が多く、そのような場所を確保するのが難しくなっています。 昔も今も冬場のダリアのいもの保管は手間がかかり、なかなか難しいのは変わりないようです。

 

 

ニセアカシア  台風と自転車のパンク

自転車のペダルが重いというか何か普段と違うので、タイヤに触ってみると柔らかく簡単に凹みます。 パンクのようです。 それで行きつけのサイクルショップに持っていったのですが、先客がいてちょうど修理が終わって代金を払っているところでした。

「パンクしたようなんです」
「ちょっと見てみますか」
と言ってタイヤを外し、中からチューブを取り出しながら、
「先週の連休(15~17日)は大忙しでした。 この前の台風が原因らしいのです。 先ほどのお客さんも、タイヤがパンクしたので自分で直そうとしたそうなのですが、穴が1つではなく、いくつもあって修理をあきらめて、チューブの交換に来たのです。」と真駒内上町にある自転車屋さんが話してくれました。

自転車のパンクは虫ゴムなどでも起こりますが、今回の自転車屋さんの話では、ニセアカシアのトゲに原因があるようです。
2012.2.5
台風の翌日に地震が起こったので、台風被害についてはテレビでほとんど報道されませんでしたが、札幌市内の街路樹や公園樹は相当な被害を受けました。 平成16年の最大瞬間風速50mを記録した18号台風以来の大きな被害をもたらしました。

南区真駒内は公園や自然林が多くニセアカシアの大木も多数存在します。 また、郊外の道路や河川の傍には野良生えのニセカシアを多数見かけます。 それらの樹木が今回の強風で折れて幹枝が道路に散乱したのでしょう。 それらは比較的早く道路から取り除かれるのですが、ニセアカシアのトゲのような細かなものまでは取り切れないのです。

ニセアカシアのトゲは以前から自転車のパンクの原因になるといわれ、街路樹として欠点の一つではあるのです。 しかし、それだけの理由で大きく育ったニセカシアを取り換えることもできないので、札幌市内の道路・公園にはニセアカシアは多く存在します。

私自身、サイクリングが大好きなので、1~2年に1回くらいパンクの被害に遭っていますが、ニセアカシアのトゲが原因でパンクしたという経験は思い当たらないというか、パンクした場所やその周辺にはニセアカシアが生えてなかっために、ニセアカシアがパンクの原因になるということはあまり実感としてなかったのです。

しかし、今回のパンクはおそらくニセアカシアではないかと思っています。 ニセアカシアの生えている道路脇や真駒内のサイクリングロードを先ほど通ってきたのです。 そんなことで、自転車屋さんの話を聞いてからは、ここしばらくニセアカシアが街路樹として植えられている道路や、道路淵に大きなニセアカシアがある公園へはなるべく近づかないように自転車を走らせています。

 

 

アロニア  シンクイムシ?

毎年、アロニアを9月中旬に収穫しています。 それを天日干にして干しアロニアを作っています。  収穫方法は、実のつき方がナナカマドと似ているので、薄手のビニール手袋(100円ショップで購入)をはいて、果実の房をこすり取るようにすると、ぼろぼろとボールの中に落ちてきます。 手袋をはく理由は、アロニアの果汁で手が真っ紫になってしまうためです。 2018.9.20
写真は、アロニアを天日干しているところ

しかし、今年はこすり取っている最中に、他のアロニアの実がポロポロと地面に落ちるのです。
 2018.9.20
地面を見ると、しわしわになったものや一見正常に見える果実が多数落ちています。
2018.9.20
収穫後水洗いをするのですが、写真の果実は水に浮いたもので、それを割った果実内の様子です。 果実をいくつか割ってみたのですが、時期が遅いのか?、犯人(害虫)は見つかりませんでした。
右のアロニア(外見は正常に見える)は、中の果肉が食害されて種子と糞らしきものが残っています。 左のものは、食害されているようには見えません。 ただ、水分が抜けて小さくしわしわになったように見えます。 毎年、オウトウナメクジハバチには葉を食害されていますが、果実がこんなに被害を受けるのは初めてです。
それで、元北海道の試験場にいらした方に尋ねると、以下の資料を送ってくださいました。

北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構
「平成18年度新発生病害虫」
アロニアのモモシンクイガ・リンゴヒメシンクイ(新寄生)

平成17年9月中旬、道内の複数のアロニア産地において、収穫後のアロニア果実から鱗翅目幼虫が脱出する事例が多発した。 加害種を同定したところ、産地によって異なる種類の発生が確認された。
発生加害種は、江別市・富良野市においてはモモシンクイガであり、伊達市大滝ではリンゴヒメシンクイであった。 これらのシンクイムシ類の幼虫は、老齢幼虫でモモシンクイガが体長12mm、リンゴヒメシンクイが体長8mm程度と大きさに違いがあるものの、外見は淡赤色から赤色のイモムシであるという点で互いに類似していた。 ただし、モモシンクイガの幼虫は身体の刺毛基部が褐色の基板となるのに対し、リンゴヒメシンクイ幼虫は刺毛基板が発達していない。 また、モモシンクイガは被害果実から糞粒を排出するのに対し、リンゴヒメシンクイは糞粒がほとんど見られなかった。 リンゴヒメシンクイは年1化
(1年に1回成虫が発生すること)で成虫は7月中・下旬に出現するとされている。 平成18年に実施した薬剤効果試験の結果から、産卵時期は8月上・中旬頃までと推察される。

これを読むと、モモシンクイガは果実の中に糞粒を排出し、リンゴヒメシンクイはないとのことなので、上の写真で、外見は正常な方はモモシンクイガによる被害の確立が高いようです。 右の方は、リンゴヒメシンクイかもしれません。

それにしても、来年からは、プルーンと併せてアロニアも農薬を散布しなければならないようです。 渋くてえぐみのあるアロニアは虫も寄り付かないだろうと思っていたのですが、やはりえぐくても甘味があれば虫は寄ってくるのですね

 

 

 

 

キンシバイ  

札幌の中心部をサイクリングしてきました。
大通公園は、今月15日~30日まで食の祭典、“オータムフェスト” が開催中で、園路沿いは全道各市町村からの出店で大変にぎわっていました。 開店前から行列ができているところもあり、「何かな?]と出店の看板を見ると、知内の牡蠣でした。 新鮮な殻付きの牡蠣がお手頃な値段で食べられるのでしょうかね。

2018.9.20
大通4丁目?5丁目?を歩いていて見つけました。南東角です。  まだ花が咲いている!!  最近の好天で咲いたのでしょうか? 近づいて確認するとキンシバイでし
た。
2018.9.20
雄しべが花弁の内側に収まっています。 よく似た花のビョウヤナギ、その雄しべはキンシバイに比べて長く、花弁からはみ出している感じです。

<余談>キンシバイとビョウヤナギの見分け方
⇒  キンシバイ ビョウヤナギとの違い
⇒  ビョウヤナギとキンシバイの違い(その2)
上の二つは過去にブログで取り上げたものです。
 
2018.9.20                                                        2018.9.20
上2枚の写真はビョウヤナギの果実です。 枝先からぶら下がるように三角錐の果実をつけます。 ところが、キンシバイを見てもそれらしき果実を見つけることはできませんでした。 キンシバイにも雄しべと雌しべがちゃんとあるのですが、なにかしら果実が出来にくい要因、理由があるのでしょうか?
今まで意識したことはなかったのですが、今までキンシバイの実(果実)を見たことがないのです。

追記 2018..22
2018.9.21
写真はキンシバイの果実です。 20日の夕暮れどきに見たときは果実は無いように見えたのですが、翌朝再度確認するとありました。 先がいくつかに割れている雌しべの基に子房が膨らんでいます。 花弁が落ちてからそれほど 日数が経っていない果実のようです。

 

 

スイカ  実割れ

昨年からスイカを作っています。 今年で2回目です。
園芸店(中村種苗店)から5月中旬に12cm?ポリポット苗2株(小玉スイカ)を購入。 それを18cmポリポットに鉢上げ(植替え)して、6月10日過ぎまで室内で育てます(天候の良い日は外に)。 6月10日以降に天候を見計らって畑に定植します。 路地植えでビニールマルチ。
この作り方で、とりあえず、昨年は8個収穫、今年も10個収穫できました。 昨年は6月下旬から7月にかけて高温が続いたので、花がたくさん咲いて7月中旬に人口受粉ができ、玉も順調に大きくなり8月20日過ぎから8月末にかけて食べることができました。
※ 我家では、スイカを2株しか植えていないので、花の咲き始めは雄花だけが咲いたり、雌花だけ咲いたりで、なかなか都合よく受粉ができません。 30℃前後の気温が続くと雄花雌花ともに順調に咲いてくれるので、人口受粉をしなくても実をつけるようになります。

しかし、今年は7月中旬まで低温が続き、下旬になってやっと30℃前後の日が続いたので受粉(人口、自然)できました。 スイカを食べられるようになったのは9月上旬です。 ※ 小玉スイカは受粉から収穫まで35日~40日
そして、昨年は甘かったのですが、今年は甘味が少なく、味はいまいちでした。

前段が長くなってしましました。 今日のテーマはスイカの実割れです。

昨年は、果実が大きくなって、そろそろ食べようかな?という直前に強い雨が降って3個実割れをしてしまいました。 翌日すぐに収穫して食味をしたのですが、雨が果肉の中に入ったために甘味が変化する、味が変(スイカの甘みではなくなる)で食べられませんでした。
昨年、このような経験をしているので、今年は実が大きく成るにつれて雨が心配になってきます。 それで、とりあえず果実に雨が当たらないように果実をビニールで被ってやりました。
※ ミニトマトが毎年8月中旬以降、降雨後の実割れに悩まされており、直接、果実に直接雨が当たることも実割れの原因と思っていたので、スイカもこれと同じだと思い、果実にビニールを被せた。)

しかし、8月下旬に2回多めの雨が降って、1回目は実割れはなかったのですが、2回目の雨で3個、実割れしてしまいました。 その2日後にもう1個。 ビニールの被いは効果がなかったのです。 雨がスイカにかかることは関係無いようなのです。

調べてみると、実割れの原因は土壌水分にあるようです。
スイカなど実が割れることを裂果と言いますが、降雨後スイカが生長する際に、内側の部分と外部の皮の成長速度の差、根が水分を吸い過ぎて果肉内の水分が過剰になることによって、その皮の薄い部分から割れてしまうようです。 特に、小玉スイカは皮が薄いので割れやすいのです。

我家のように雨を除ける簡易ビニールハウスもない露地栽培では、土壌の水分調節は不可能です。 ので、とりあえず、土壌水分の急激な上昇を抑えるために、ビニールマルチをして、周辺に水が溜まらないように排水をよくし、土を高く盛ることが対策のようです。 しかし、どれくらい盛ってやれば効果があるのか、実際盛るとなると難しいところでもあります。 ついでに、小さいうちに割れてしまったものは、生長初期に低温環境下にあり、皮が硬くなってしまい、内部の生長に追いつけなかったのが原因だそうです。

<余談>
札幌手稲区山口にスイカの産地があります。 サッポロ西瓜として売られています。相当以前のことになるのですが、季節は6月でしょうか、砂地の畑に長く続くビニールトンネルが何本も並んでいるを憶えています。 その中にスイカが植えられていたのです。
今思うに、あのスイカは実割れ(裂果)はしなかったのでしょうか? おそらく、砂地で水はけがよく、大玉で皮も厚いので、そんなことは無かったのでしょう。 10個作って2個も3個も割れていたのでは、スイカの産地にはならないし、農家さんにとっても生活できないですからね。

 

 

 

コウヤマキ

コウヤマキは高級で貴重な樹木というイメージがありますが、もともと北海道には自生していないので自然林には当然存在しないのですが、札幌市内の公園や個人の庭
でも見かけたことはありません。

2011.11.3                                                  2013.5.19
写真左は、道庁赤レンガ庁舎正面左側植え込みにあるコウヤマキ。 右は、南7条西5丁目にあるアネックスホテルのものです。
両樹とも、樹高は8~10mで、樹形はコウヤマキ特有の三角錐です。

   2013.5.19
これはコウヤマキの果実(マツボックリ)。 普段見かけるマツ類の果実と形状はよく似ていますが、鱗片とその間に入っている種子が違うように見えます。

北海道森林総合研究所にあるコウヤマキの傍に説明板があり、それには以下のように書かれています。

<余談>
下記は、ウェブページ、「日本有用樹木誌」、「木の大百科」から、コウヤマキの特徴的な項目を抜粋列記したものです。
・1科1属1種。
・常緑高木、高さ35m、直径1mくらいになる。・世界三大造園木の一つ(ナンヨウススギ、ヒマラヤススギ、コウヤマキ)。 これは誰が決めたのでしょうかね?
・和名の由来は和歌山県の高野山に多くみられること
・かつては世界中に分布の痕跡が見つかっているが、今から6000千万年~1000千万年前(新生代)に順次滅び、現在は日本と韓国の済州島にだけ残存。
・古代の宮殿建築の柱材として利用されており、奈良市北方の平城宮跡からコウヤマキが出土。60cm以上の柱根の内、4割がコウヤマキ(6割はヒノキ)であった。
・江戸の千住大橋は永禄年間(1558~1569年)に架設されたものであるが、明治18年(1885年)に洪水で橋が壊れたとき、その橋を調べたところ、コウヤ
マキで、まだ材として健全であったという、つまり、300年以上の寿命があることがわかった。
・古代において棺の用材として珍重されいたが、これはコウヤマキが耐水性にきわめて富んでおり、長期間水湿に曝されても簡単に腐らない性質による。

 

 

ミナヅキ

2012.8.25
豊平区の精進川緑地で見つけたミナズキです。 アジサイが最盛期を過ぎて終わりを迎えようとする頃に、ミナヅキの花が咲いていることに気付きます。 個人の庭でも時折り見かけますが、豊平公園の駐車場の北側にも植えられています。


2016.8.4                                 2016.9.8                                2014.10.19
上の3枚は、同じミナズキを8月、9月、10月と時期をずらして撮っています。 白から薄紅、薄紅から濃いピンク(ローズ)に変化しています。 「こんなのがあるのか?」と驚いてしまいました。 以前、ノリウツギの園芸品種「ウツリベニ」を紹介しましたが、このミナヅキ(品種不明)は、開花後約2ヵ月かけてローズ色に変容しています。

2016.9.8
ノリウツギの品種(不明) 花色が変化するものが多いようです。

<余談>
ミナヅキは、ウツリベニと同様ノリウツギ(アジサイ科)の園芸品種。 ミナヅキは、ノリウツギの雌しべと雄しべのある両性花のほとんどが 装飾花になったもの。

※ 装飾花 とは、特殊化したの型である。 たとえば一つの花序で周辺部の花のみに花弁が大きく発達している場合に、そのような花をこう呼ぶ。 花序全体を目立たせ、訪花動物を誘引する効果があると考えられる。
たとえばアジサイの場合、個々の花は4枚の花弁状の構造(実際には萼片)が大きく広がって平面を作り、そのような花が多数集まってくす玉のようになっている。 このような花には果実を生じず、これは花の雄しべ雌しべが不完全だからである。
実は、アジサイのこのような姿は人工的な品種改良の過程で出来たものである。 野生種であるガクアジサイではこのような花は花序の周辺部のみにある。 それ以外の花はこのような花弁状の構造は見えない代わりに、遠目には目立たないが4枚の萼片の他に5枚の花弁、10本の雄しべと1本の雌しべを持ち、完全な花の形をしている。 これに対して花序の周辺の花では萼片が大きく発達する代わりにそれ以外の要素は不完全となっている。 これは生殖器官としての花の機能を失い、訪花動物を誘引するための構造のみが発達しているものであり、これを装飾花という。
なお、アジサイの場合、花序を構成する花全てがこの装飾花に変化したものである。この場合、元来の形である装飾花が周辺のみに生じるのを『萼咲き』というのに対して、全てが装飾花になったものを『手まり咲き』と言う。
(ウィキヘディアより)